使用前の確認事項
使用方法
- 摩擦接合面の「たれ」「ざらつき」等の突起物、ボルト孔の「たれ」は処理前にディスクグラインダー、ヤスリ等で除去して下さい。
- 摩擦接合面に塗料、樹脂、油及び汚れが付着している場合、処理液と反応しませんのでシンナー等でふき取ってください。
- 溶融亜鉛めっきの白さび防止処理剤でクロメート処理は除去せずそのまま処理が可能ですが、水溶性アクリル樹脂系は反応しないためディスクグラインダー等で除去して下さい。
- 処理液は、使用前に必ず容器をよく振って撹拌し、ポリ容器に必要量だけ取り出して使用してください。
- 塗布回数は、処理面が均一に反応すれば1回塗りが標準です。しかし、塗布面にまだ金属光沢が残っている場合にはその部分のみに再度1回塗布してください。数回の厚塗りは避けてください。
- めっき直後の塗布に際しては、被処理材の表面温度が60℃(素手で触れられる程度の温度)以下で作業を行ってください。
高温時に塗布しますと、処理液中の水分が急激に蒸発して処理被膜が十分に得られなくなり、すべり係数に影響を及ぼすことがあります。
- 冬季寒冷地での使用に関しましては、次の事項にご留意ください。
- 処理材の温度は、5℃以上必要です。めっき工場内で塗布される場合は、めっきの余熱があるうちに行ってください。
- 処理材が冷えて氷の被膜ができた場合は十分反応しません。この場合は、トーチランプ等で塗布面を加熱し、氷を融解し、水分をウエス等でふき取って更に加熱の上、塗布してください。
- 処理液は、10℃以上に保って使用してください。OMZP-2処理液は、氷点下40℃でも凍りませんが、低温になるにつれ塗りにくくなりますので、湯浴法(ウオーターバス)等で温めてからご使用ください。
注意事項
- 容器の保管は、きっちりふたをして、幼児の手の届かない冷暗所に保管してください。
また、冬季に0℃以下になる所では保管しないで下さい。
- 処理液が粘って塗りにくい場合は少量の水で薄めて下さい。
- 化学反応タイプでありますので、雨天時屋外での使用は避けて下さい。
- 塗布に使用する「刷毛」は、できるだけ薄手のものとし、少量ずつ塗布して下さい。また、使用後は水でよく洗浄して下さい。
- 使用済みの空容器は内部を水で洗浄してから廃棄して下さい。
- めっき製品の必要以外の所に処理液が付着した場合は、ただちに濡れた布(ウエス)でふき取った後、乾拭きして下さい。表面は処理液との反応のため変色しますが、耐食性には問題ありません。
- 処理液は、医薬外用劇物であり、弱酸性であります。使用に際してはできるだけ手や皮膚に触れないようにビニールやゴム手袋、保護めがね等を着用して下さい。万一の場合には、下記の応急処置を施して下さい。
- 手や皮膚等に付着した場合は、即座に水道水等で洗い流して下さい。
- 目に入った場合は、即座に大量の水道水等で5分間以上洗い流した後、できるだけ早く医師の診断を受けて下さい。
- 誤って飲み込んだ場合は、ただちに医師の診断を受けて下さい。
OMZP-2の資料はWEBカタログページからダウンロードいただけます。
WEBカタログ